冠攣縮性狭心症

今日は漫画ブログではありません。

このブログのタイトルに日々のあたしという言葉を入れたのは、骨髄ドナーになるつもりでその体験談を書きたかったからです。

ドナーになれそうになって医師の診断を受けたとき、持病に冠攣縮性狭心症があることから循環器系の診断を念のためうけたところ、投薬が始まってしまいました。それをドナー検診の先生にお伝えしたところ、投薬しなきゃならない人はドナーになれないとの診断がおりてしまいました。

狭心症 男性…著作権や出所表示不要の画像に女性の狭心症の絵がみつかりませんでした

普通狭心症は血管に狭窄が起きることで発作がおきるらしい(ごめんなさい、ちゃんと調べていません)ですが、冠攣縮性狭心症は神経のストレスで狭窄と似た症状が発生するらしいです。精神的なストレスとかではなくあくまで神経の反応とのこと。私がお医者さまの説明を正しく理解していれば、ですが。

冠攣縮性であっても狭心症の発作はいつおこるかわかりません。1年に1回のこともあるし、2週間に5回のときもあります。仕事中のことも漫画を読んでる最中のことも就寝中のこともあります。すごく苦しいですが死にそうな気はまったくしません。ニトロベンを使うと比較的すぐ痛みが治まり、使わないと1時間近く胸痛に悩まされます。ある日地下鉄の中で発作をおこしたときはクスリを持っていなくて、5駅ぐらい椅子に横たわり、電車を降りでうずくまり、駅員さんに事務所で休むよう言っていただきましたが動けず、結局助けを借りて駅の椅子まで移動してそこで横たわってしばらく休んだら少し痛みが引いたので帰りました。

ちなみに、いまでこそ発作が起きると「痛い」と思えるのですが、発作をおこした最初の頃は「なにかおかしい」という感覚から始まり「私はいま胸がとてもツライ」としか思えませんでした。自分の感覚に名前をつけるのって難しいです。

まあともかく、本当に最高に痛い時でも死にそうな感じは全然ないし、激痛が持続するだけである程度以上は痛くならないし、私の骨髄をまってくれている患者さんも具体的にいるし、私はどうしてもドナーになりたいです、と熱く語ったのですが「医者としては容認できません」と言われてしまい、ドナーにはなれませんでした。

そして先生の指示でCTスキャンをしましたが、問題はまったくなく、自分でもホレボレするほど立派な心臓とがっちりした太い血管が写ってました。スマホで撮りたかったけど言い出す勇気がなかったです。前に感想を書いた『あなたの鼓動を見させて。』のこころちゃんの気持ちがちょっとわかった…確かに心臓って美しい。動いてるとこ見たい。

ちなみに、地下鉄で発作をおこしたあと1カ月後ぐらいに駅に「具合が悪くなったら無理して目的地までいかずその場で降りて駅員に声をかけてください」というポスターが貼られていたのは、もしかしたら私のせいかもしれない、と思ってます。自意識過剰かな?

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