今日は漫画感想ではない投稿です。
11月のある日、テレビでニュースを見ている私に走る衝撃!そこには「JR東日本、スイカペンギンの卒業を発表」とあった。
うそうそうそうそ。夢でしょう?悪夢でしょう?動揺する私。冷たい家人らの目。
だが、JR東日本は本気だ。ほんとうに、本当に、スイカペンギンを引退させてしまうのだ。

思い出されるのは、ドン・キホーテのペンギン騒動。ドン・キホーテがペンギンを引退させようとしたとき、反対運動がおきて、ペンギンの引退は撤回されたのだ。
ロゴ撤回騒動でいえば、話の質は大きく違うが、今年夏、米国のカントリー系レストランの騒動もあった。カントリー調の親しみのあるロゴ、カントリー調のじいちゃんのイラスト。企業イメージを21世紀にアップグレードさせるため、使用するフォントをスッキリしたものに変え、じいちゃんをお祓いバコにすることを発表したところ(いや、調べてないけど、じーちゃんお祓いバコ、なんてネガティブな言葉は使ってないだろう。)、トランプ大統領を含む右派からの大批判を得た。企業はたまらずロゴ変更を撤回した。
詳しい顛末はYoutuberの「ぷくたの世界時事ニュース」さんが紹介している。ぷくたさんのクリップは、内容もおもしろいし、英語の解説もためになるので、Youtubeが好きな方は是非見てほしい。でも「目覚めた」系記事には批判的なネット反応を取り上げることが多いので、合わない方はとことん合わないと思うので、ご注意を。
たとえば、J.K.ローリングさんは目覚めているラドクリフさんやエマさんから攻撃されているらしい。私はその話題を全然しらないのだが、ぷくたさんを通して見るとJKは「LGBTQの権利を主張するのもよい。だがそれが、女性の権利の阻害になるのは感心しない」系の主張をしているらしい。(間違ってる可能性が高いので、ほんとごめんなさい。ご興味ある方はご自分でお調べ下さいね。)
性同一性障害を持っている方は、本当に苦労なさっていることが多いと思う。でも「心が女性なんだから、スポーツでは女性部門に出場すべきよね」は、私には受け入れられない。男女の200メートル走の最高記録には約3秒の差があり、女子トップは、男子トップ100にも入れない。多分解決法は男性染色体を持つ女性の分野をつくることなんだろうけど、競技人口的になかなか難しいのもわかる。
西欧の影響を大きく受けている国々では女性の権利自体、長年の努力で勝ち取ったものなので、生物学的男性系女性の権利を守るためだったら女性の権利を阻害しても構わない、という考え方は受け入れるのは難しい。
エマ・ワトソンさんが、本気で「男性とLGBTQは対等な権利が必要。女性の権利はその次になったとしても、LGBTQの権利を保持するためには致し方ない。それに反発する人は批判したい」と思ってるなら、それはそれで尊重する。でも、何故か昔から映画界は左翼化する傾向が強く、最近の欧米の映画界ではエンタメでなくなるほどDEI思想が強かったので、「ハリウッドでの名声を保ちたくて言ってるだけなんじゃない?」との印象も拭えない。難しいことだ。
エマさんは、ハリー・ポッターの中の「いい子ちゃん」を少女の頃から演じてきたので、極端な思想に頼らないと、自分を保てなかったという背景もありそうだ。ラドクリフさんや、マルフォイ役のトム・フェルトンさんが重いアルコール中毒だったというハナシはよく聞く。Youtubeでは「英国を含め、世界中でマルフォイと同一視されてケムシのように嫌われていたトムさんだったが、日本人ファンだけはきゃあきゃあ歓迎したので、精神的に大いに助けになった」という美談のクリップが多い。エマさんは、期待通りの美人に育ったが、そのことも含めてイヤな思いをしたことは多いだろう。だから、彼女がアルコール依存などにならなかったことを尊敬してる。なんだかんだ言っても、正直私は、映画やドラマのヒーロー・ヒロインには華があったほうが楽しい。美男美女であればいいわけではなく、美男美女には華を持ってる人が多いってハナシだ。
あれ?違うよ、スイカペンギンのハナシだった。
スイカペンギンは丸い。Suicaに描かれているペンギンは、以外にもスッキリとしたスタイルを持っているが、シンボルマークとして使われている顔はまんまるだ。これを一目見たときから、COCOROを鷲掴みにされてしまっている。
うちにはキューピーさんやらぬいぐるみやらが50体以上いて、家族として扱うことを家人らに強要したことから家人の反発を招いた。結果として家人から「これ以上の人形は購入禁止。購入した場合、ひとつずつ捨てる」と言い渡されている。この抜け道として、私はスイカペンギンのぬいぐるみがついたキーホルダーを購入した。人形ではない、あくまでもキーホルダーだ、というわけだ。スイカペンギンが、ネズミ色の弟くんを抱っこしているキュートなしろものだ。いつも見てもキュンキュンしてしまう。最近Web広告をよく見るYogiboも超欲しいんだが、これを家に連れ込んだら既存の50人全員捨てられちゃいそうなので我慢している。それに、実際でっかいYogiboはジャマになりそうだしね。
ぬいぐるみを買えない私は、スイカペンギンショップや広告で見ることでスイカペンギン所有欲を紛らわせていたのだ。それが、引退するう?????ショック以外の何ものでもない。きっとこれから、スイカペンギン引退記念グッズなんかも出るだろうなーーー。JR東日本の思うツボなんだけど、勝ってしまいそうだ。何故、新システムのイメージキャラに、ペンギンだけは存続する、としてくれなかったのだ、JR東日本よ。
ところで、今回ニュースで初めて知った情報がある。スイカペンギンの名前は公表されていないが、絵本のなかでは、彼は「スイッピ」、弟は「ちびすけ」と呼ばれているそうだ。まだまだ私が知らないことは多い。